OPPO Find X9 Ultraを富士スピードウェイで使ってみた。サーキット撮影で感じた実力と限界
MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAYに参加する機会があったので、OPPO Find X9 Ultraを一日メインカメラとして使ってみました。今回は動画ではなく写真撮影のみのレビューです。撮影はほぼ純正カメラアプリのAutoモードで行い、展示車両の撮影からコース上を走行する車両の撮影まで幅広く試しました。正直なところ、サーキット撮影前は「スマホだから記録用として使えれば十分かな」程度に考えていました。しかし実際に使ってみると、その印象はかなり変わりました。一方で、専用カメラとの違いやスマートフォンならではの限界も感じています。今回は実際に富士スピードウェイで撮影した体験をもとにレビューしていきます。
展示車両の撮影は非常に快適だった
まずは展示エリアでの撮影です。
イベント会場には多くの来場者が集まっており、車両全体を撮影するための距離を確保するのが難しい場面が少なくありませんでした。
そのため主に使用したのは、
の2つです。

一方、望遠カメラはホイールやエンブレムなどのディテール撮影で使用しました。
1倍カメラは非常に使いやすい
展示車両の撮影で最も多く使ったのは1倍カメラでした。
特に設定を追い込むこともなく、ほぼAutoモードのまま撮影しています。
それでも、
- 露出が極端に外れる
- 色味に違和感が出る
- 明暗差で破綻する
といった場面はほとんどありませんでした。

私は写真撮影が特別上手いわけではありません。
それでも見返した時に十分満足できる写真が撮れていました。
撮影技術に詳しくない人でも、それなりに見栄えのする写真を撮りやすいカメラだと思います。
逆に写真撮影に慣れている人なら、さらに魅力的な写真を撮れるのではないかと感じました。

サーキット撮影でも想像以上に実用的だった
今回もっとも驚いたのは、コース上を走る車両の撮影です。
撮影場所はホームストレート側のグランドスタンドでした。

事前のイメージでは、
「スマホの望遠だから記録できれば十分」
という認識でした。
しかし実際には、思っていた以上に撮影できました。
アドバンコーナー付近まで十分狙える
ホームストレートだけでなく、アドバンコーナー付近を走る車両も撮影してみました。

10倍ズームでも十分実用的で、車種判別はもちろん、写真として楽しめるレベルで撮影できます。
サーキット撮影を目的に専用カメラを持ち込まなかったことに不安もありましたが、その不安はかなり小さくなりました。
望遠性能はスマートフォンとして非常に高い
Find X9 Ultraの強みとして、やはり望遠撮影性能は外せません。
10倍はかなり実用的
富士スピードウェイで使った印象としては、10倍ズームが非常に使いやすい倍率でした。

アドバンコーナー付近の車両も撮れますし、ホームストレートへ向かってくる車両も無理なく狙えます。
記録用途ではなく、作品として見ても十分成立する画質だと感じました。
20倍以上ではさらに迫力が出る
20倍以上になるとかなり大きく車両を写せます。
スマートフォンでここまで寄れることには素直に驚きました。
気軽にポケットから取り出せる端末で、この倍率を使えるのは大きな魅力です。
一方で画像処理の癖は気になった
望遠撮影で気になった点もあります。
それは純正カメラアプリの画像処理です。
撮影条件によってはAIによる補正が強く働いているように見える写真がありました。

特に気になったのは、
です。
不自然に見える描写になることがありました。
撮影後に写真を拡大して見ると、
「レンズ性能の限界というより画像処理の影響では?」
と感じる場面がありました。

写真全体としては十分綺麗なのですが、この部分は少し気になりました。
今後は望遠レンズを利用できるサードパーティ製カメラアプリも試してみたいところです。
ホームストレートでは倍率の使い分けが重要
ホームストレートでは車両との距離が大きく変化します。
そのため、ひとつの倍率だけで撮り続けるのは難しいと感じました。
最終コーナー立ち上がりは10倍が便利
最終コーナーを立ち上がってホームストレートへ向かう車両は10倍が非常に使いやすいです。
遠くから近づいてくる車両をしっかり狙えます。
接近後は3倍前後が使いやすい
一方でホームストレートへ近づいてくると10倍では画角が狭くなりすぎます。
そのため、
を状況に応じて切り替えながら撮影していました。
この使い分けができると撮影しやすくなります。
流し撮りは専用カメラの方が楽しそう
今回はほぼAutoモードで撮影しました。
そのため本格的な流し撮りは行っていません。
ただ、プロモードでシャッタースピードを調整すれば流し撮り自体は可能だと思います。

連写性能には限界を感じる
ただし専用カメラとの違いも感じました。
サーキット撮影では、
という撮り方をすることがあります。
しかしFind X9 Ultraは、そのような撮影スタイルとの相性はあまり良くありません。
ミラーレスカメラのように大量連写を前提とした運用は厳しいと感じました。
どちらかと言えば、
「ここだ」
というタイミングで一枚を狙う撮影の方が向いている印象です。
サーキット撮影は十分可能。でも専用カメラとは役割が違う
一日使ってみて思ったのは、
「Find X9 Ultraだけでサーキット撮影は十分可能」
ということです。
実際、今回のイベントでも満足できる写真をたくさん残せました。
しかしもう一方で、
「撮影する楽しさ」
という意味では専用カメラの方が上だとも感じています。
たとえば、
- 物理ダイヤルを操作する
- シャッタースピードを追い込む
- 流し撮りを試行錯誤する
- 大量の連写からベストショットを選ぶ
といった体験は専用カメラならではです。
Find X9 Ultraは撮影技術を楽しむというより、
「誰でも簡単に高品質な写真を撮れる」
方向に最適化されているように感じました。

総評
MAZDA FAN FESTA 2026 at FUJI SPEEDWAYで一日使った結果、Find X9 Ultraはサーキット撮影でも十分実用的なスマートフォンだと感じました。
特に、
- 1倍カメラの使いやすさ
- 超広角の便利さ
- 望遠性能の高さ
は期待以上でした。
一方で、
- AI処理による描写の癖
- 連写性能の限界
- 専用カメラほど撮影体験は楽しめない
といった部分もあります。
個人的な結論としては、
「Find X9 Ultraだけでサーキット撮影は十分可能」
です。
ただし、
「撮影そのものを楽しみたいなら専用カメラも欲しい」
とも感じました。
理想を言えば、
- メイン:ミラーレスカメラや一眼カメラ
- サブ:OPPO Find X9 Ultra
という組み合わせです。
カメラの代替というより、常にポケットへ入れて持ち歩ける非常に高性能なサブカメラとして考えると、とても満足度の高い一台でした。