最近、メッシュWifiという言葉をチラホラ聞くようになりました。
ざっくり言ってしまうと、Wifiの接続環境を良くするテクノロジーみたいですが、自宅に導入しているSSIDのローミングでも安価に同じようなこと出来るのに!と常々思っていたので、情報整理も兼ねて違いやそれぞれのメリット、デメリットを考えてみたいと思います。
メッシュWifiとは
大手ではGoogleが「Google Wifi」という製品で実現しているものなんですが、Wifiの電波が届きづらいところに、アクセスポイントを追加して電波強度を確保しようというものだと思っています。
SSIDのローミングとは
かなり昔から自宅では使っているのですが、アクセスポイントの設定で、SSIDやパスワードなどを同じ値にしておくことにより、アクセスポイント間をシームレスに渡り歩けるというもの。
自動的にAirStation接続を切り替える(ローミング機能)
自宅の2階にメインのアクセスポイントがあるのですが、床にアルミパネルが敷き詰められていて、そのままでは1階の電波強度が悲惨な状況でした。1階にもう1つ無線ルーターを用意して、SSIDのローミング設定を行うことで、どちらでも安定した無線環境を手に入れたのです。
SSIDローミングのメリット、デメリット
メリット
機器は同一機種でなくてもよい
相性問題があったりするかもしれませんが、同じ機種で揃えなくても、設定さえ揃えられれば実現可能です。
安価に構築できる
機種に縛りがないので、既存のルーターを使用するなど、比較的安価に構築可能です。
デメリット
ある程度の専門知識が必要
近頃のルーターはWebブラウザでGUI的に設定できるため、それなりに敷居は低いかもしれませんが、デフォルト設定で使ってたりする人が多い中では、個別に設定を変えるのは難しいかもしれません。
中継無線ルーターまでは有線LANがあった方が良い
安定しない中で中継することになるので、より良い電波強度を出すにはアクセスポイントには有線LANで繋ぐのがベストだと思います。自宅では壁内にLANケーブルが埋め込まれてるので、2階から有線で1階のアクセスポイントに繋いでいます。
メッシュWifiのメリット、デメリット
メリット
設定が簡単(だと思う)
実際に使った事がないので、商品説明を見たレベルでの話ですが、SSIDのローミング設定を行うより遥かに簡単そう。
中継に有線LANは使わない(と思う)
これも実物が無いので恐らくですが、無線での中継っぽいですね。有線でも出来るのかな?
デメリット
他社製品と混ぜられない
あくまで同一製品内でメッシュを組むことになるので、あり合わせで構築する事はできません。1台壊れて販売終了製品だった日には、最悪全部交換もあるかもですね。
高価
これが最大のデメリットだと思います。Google Wifiで1台16,200円。
「メッシュWi-Fiで家のネットを高速に。話題のルーター「VELOP」を一軒家で試してみた - Engadget 日本版」
の記事で紹介されているものも2台で3万円強。なかなかいいお値段です。
メッシュWifiが当たり前になってくれば、安価に対応したものが増えてきて、デメリットも消えてくるのかなと思います。
まとめ
それぞれ自分が感じたメリット、デメリットを挙げてみましたが、ネットワーク構築できるならSSIDのローミングで十分じゃないかな?というのが個人的な結論。数年使ってて大きな問題もなく安定してますし。機器が壊れても安価に取り換えがきくのは、お財布的にも大きなメリットですね。
構築に手間かけたくない!とか、そもそもネットワークよくわからんし!という人には、メッシュWifiがオススメなんだろうなと思いました。実際に使ってみないと良さが分からないかもしれませんが、もうちょっと安価になってきたら試してみても良いかなーレベル。今はちょっと高いですねー。
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