前回記事でInsta360 ONE R購入について書きましたが、今回は使い勝手に関わる部分、書き出し時間について調べてみました。
iPad Pro 11インチで公式アプリを使って書き出しています。
書き出し時間はiPhoneの時計アプリで目押しなので、ある程度ブレがあると思ってください…
4K60p 17秒の動画 (H.265)
まずは、4K60pで撮影した17秒程度の動画です。
エンコードはH.265に設定してあります。
接続 | 解像度 | フレームレート | ビットレート | 書き出し時間 |
---|---|---|---|---|
有線 | 4K | 60p | 125M | 1分31秒 |
無線 | 4K | 60p | 125M | 1分36秒 |
無線 | 4K | 60p | 100M | 1分32秒 |
無線 | 4K | 60p | 75M | 1分32秒 |
無線 | 4K | 30p | 125M | 47秒 |
無線 | 4K | 30p | 100M | 48秒 |
無線 | 4K | 30p | 75M | 48秒 |
無線 | FHD | 60p | 125M | 27秒 |
無線 | FHD | 60p | 75M | 27秒 |
無線 | FHD | 30p | 125M | 15秒 |
無線 | FHD | 30p | 75M | 16秒 |
4K60p 17秒の動画 (H.264)
念の為、エンコードをH.264に変えてみました。
接続 | 解像度 | フレームレート | ビットレート | 書き出し時間 |
---|---|---|---|---|
無線 | 4K | 60p | 125M | 1分31秒 |
1回やって辞めちゃいました。違いは無さそうですね…
結果から分かったこと
分かったこと1 接続方法は無線でも良い
最初は有線接続を試していたのですが、アプリと本体の挙動がかなり不安定だったので、最初の方でやめてしまいました。
ただ結果を見る限り、有線、無線による違いは無さそうです。
近くに置いて接続する分には、ネットワークはボトルネックではないみたいですね。
分かったこと2 ビットレートは高くても良い
同じ解像度、フレームレートにおいて、ビットレートの違いによる書き出し時間の差は無いみたいですね。
もちろん、ファイルサイズが違ってくるかとは思いますが、ストレージに余裕があるのであれば高い方がいいでしょうね。
分かったこと3 フレームレートの違いは大きい
解像度はもちろんですが、フレームレートの違いで書き出し時間は大きく変わりそうです。
4K60pで撮影したものを、ノー編集で4K60pでアウトプットするのに時間がかかるのは何故だろう?と思いました。
恐らくですが、編集をしていなくてもエフェクトの処理を必ず通りながら、4K60p動画を生成、書き出しをしていくんで、単純にファイルコピーの動作をしているわけではなく時間がかかるという事ですかねー?
分かったこと4 実時間書き出しするならFHD30p
たった17秒の動画を書き出すのに、4K60pだと5倍以上の時間がかかってしまいます。
FHD30pで書き出せば、実時間とほぼ同等の時間で書き出せますね!
ちなみに他のカメラで撮影した4K60p 17秒程度の動画は、SDカード直結転送で秒で終わりますけどね。
まとめ
やっぱりmp4での撮影は必須じゃないかなと思いました。設定で選択できるようにするべきだと強く言いたいです。
360度モジュールでは編集は必須かと思いますが、4Kモジュール、1インチモジュールにおいては、mp4での撮影が出来ないと書き出しに時間がかかり過ぎてしまいます。
まとめてやらせようにも、1920pという謎解像度でしか書き出せないですし…
凝った編集だけに執着していると、ライトなユーザーは使わなくなっていきそうですね。
開発者に声が届くといいなー!!

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- メディア: Camera