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LUMIX G9 Pro最新ファームウェアの動画形式比較とiPadへの取り込み比較

先日、G9Proにファームウェアのアップデートがあり、動画性能が大幅に向上しました。

それに合わせて動画設定が増えたので、色々組み合わせを確認してみました。

ファームウェアのダウンロード先はこちら。

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アップデート内容

細かい内容は割愛しますが大きななところでは

  • 動物認識AF
  • 4:2:2 10bit対応
  • HLG対応
  • V-Log V対応(有料)

このあたりかと思います。

動物認識AF

今までは人物を認識して、黄色い枠がついていたのですが、今回のアップデートで犬や猫、鳥に対応したようです。


Google画像検索で、色々な動物を試したのですが、馬とかも認識してました。ワニのような爬虫類は認識しませんでしたね。


動物撮影が捗りますね!!

4:2:2 10bit対応

今までは4:2:0 8bitのみでしたが10bit対応!ということで、これは大幅な性能アップだと思います!


なお、10bitを有効にするには、動画保存形式を「MOV」にする必要があります。


また、再生機器についても限定的になってくるので、後編集が前提となってくるのかなーと個人的に感じています。


そして、こちらの形式で撮影したデータは、iPad Proで読み込むことは出来ませんでした。PCでの編集が必須となりそうです。

HLG対応

「ハイブリッドログガンマ」の略でHDR動画に対応することができます。


これを有効にするには、動画の保存形式を「MP4 HEVC」または「MOV」にする必要があります。


MP4 HEVCはH.265なので比較的ファイルサイズが小さく済むので、結構良いかもしれません。


また、最低ISO感度が400となるので、日中の外ではかなり明るく撮れてしまうことが考えられます。

今までは拡張ISO100などで回避してましたが、本格的にNDフィルターを用意する必要がありそうです。

Kenko NDフィルター PRO ND8 67mm 光量調節用 367629

Kenko NDフィルター PRO ND8 67mm 光量調節用 367629



MP4 HEVC+HLG設定で撮影したデータは、iPad Proで読み込むことは出来たし、再生も編集も出来ましたが、サムネイルが白飛びした画像になってしまっていて、ちょっと取り扱いが難しいかもしれません。

V-Log V対応(有料)

こちらは有料キーを購入することで解放できる機能らしいです。


色々調べると完全に後編集前提の形式になるので、家族の思い出を残す程度の運用では、かえって使いづらいだろうなと思いました。


ここぞという大きなイベント事の時に使うのは面白いかもしれません。

まとめ

新機能で色々撮影してみましたが、10bitで撮影した素材をまだチェック出来ていないので、最近ご無沙汰なALIENWAREのOLEDモニターで確認してみないとですね!


iPad Proでの動画編集の取り回しを活かしつつ、高品質な動画を取り扱えるバランスを探していきたいです。


ただ、普段使っているiPad OSアプリの「Luma Fusion」がHDRには対応していないのと、iPad ProのディスプレイがHDR未対応だったりで、このままiPadで動画編集していても今回の機能追加は意味がないのでは…?と思ってたり。


やはりALIENWARE + Davinci Resolveでガッツリ編集に行くしかないのか…。迷います(汗


各ファイル形式、色設定で撮り比べた動画も用意しましたので参考になれば。



G9 Proの最新ファームウェアを色々試してみた!


DAVINCI RESOLVE デジタル映像編集 パーフェクトマニュアル

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