前回の更新からだいぶ経ちましたが、PGS Labはまだ開発を継続しているみたいです。更新内容は公式を見てみてください。
基盤画像を公開
相変わらずお金の話で揉めてたり、GPD WIN2について言及してたりしてますが、今回のブログ更新で開発過程の基盤画像が公開されました。
正直なところ、システム構成全体として今更感が高まりつつあり、以前に比べて冷めた感じでみています。
が、今回の記事上に気になる文言がありました。
Thunderbolt3!?
18.05.08
PCBAのプロトタイプにおける最終的な仕様について細部まで議論し、新たなUSBの配置を確認しました。これはThunderboltモジュールを実装するにあたり必要な変更です。
※ PGSブログより引用
ThunderboltってThunderbolt3のことでしょうか???
※ Thunderbolt3についてはIntel公式の図が分かりやすいです
https://thunderbolttechnology.net/thunderbolt-3-infographic
過去ログを追ってみるとPGSログ03で「外付けビデオカードが接続できるように」とeGPUについて言及していました。
確かに、Thunderbolt3ポートが搭載されて、eGPUが稼働したらかなり魅力的なマシンになりそう。ですが、これは無理なんじゃないでしょうかー??
無理だと思う理由 その1
まず、eGPUの接続にはPCI Express x4を使うので4レーン必要です。CPUはCore m3-7Y30を使うとのことなので、スペック表を確認してみると10レーンしか使えません!ストレージなどにもPCIeは使うので、果たしてシステム構成上に空きがあるのかが疑問。あとはレンダリングなんかではGPU回す指示を出すCPUのパワーも必要です。CPUが頭打ちでGPUがフル稼働できるか?というのも気になりますね。(レンダリングソフト次第かもしれませんが…)
製品の仕様情報 - Intel® Core™ m3-7Y30 Processor (4M Cache, 2.60 GHz )
ただ、Core m搭載のシングルボードコンピューター LattePanda AlphaでGPU直結している実例もあるので、CPUの仕様上は無理ではないかもですね…。
Paring LattePanda Alpha with an eGPU
無理だと思う理由 その2
もう一つは電力。Backspace.fmというポッドキャストで、Macbook 12インチにThunderbolt3が積まれない理由に単純に電力が足りてないから。という話がありました。Macbookよりコンパクトな機体なので、同じ理由どころかかなり厳しいんじゃないでしょうか??
まとめ
新しいデバイスは応援したいものの、さすがにThunderbolt3は無理なのでは!?と思ってます。将来的にはチップセットに同梱されるようになるらしいですが、今のCore mでは相当厳しそう。
いや、実は全然搭載できるし動くんだよ!となる事に期待!!
参考までにIntel公式にThunderbolt3が搭載されているPCが検索できるようになっています。どれもパワフルなマシンが多いですね。
ちなみにデバイスをAnyにすると物欲がそそられる一覧に早変わりですw
次の更新は秋くらいかな?製品リリースは来年夏くらい?そのころにはCPU、GPU事情変わってそう。