何回かに分けて書いてきたXPS15 2in1レビューもラストです。
今回は全体的な感想を書いていきたいと思います。
前回記事「【DELL XPS15 2in1 レビュー】 ALIENWARE13R3比較編 - PG.Lib」
※デル アンバサダープログラムのモニターに参加しています
全体的な使い勝手
スペックから見て取れる通り、15.6インチというサイズからすると持ち運びしやすく、この薄さからは考えられないスペックを搭載しています。
本体の薄さ、面積、重量はどこで使うにも適していますし、ラップトップ形状なのでタブレット系にありがちな膝の上で使えないといったこともありません。ディスプレイは360度回転してタブレットのように使えるし、付属のペンでお絵かきもできちゃいます。
高速なストレージを搭載しているのでファイルの扱いも快適で、搭載しているGPUはちょっとしたゲーミングPC並み。取り回しの良さとスペックを両立したマシンと言えます。
(個人的に)好みでなかった部分
前回までの記事でも書いていますが、キーボード、タッチパッドはちょっと好きではありませんでした。
キーボードはストロークが浅くて、コチコチした感触が入力しづらかったです。
タッチパッドも右クリックがボタンではなく、二本指でクリックという使いづらい仕様でした。(もしかしたら設定で変更できたかも??)
あとは、近頃の薄型ラップトップにありがちな、ポートの少なさ問題がやはりありました。
まだまだフルサイズのUSBポートは重要で、USB-Cだけではすべてをカバーすることはできず、結局ドック的なものを用意する必要があります。
例えばマウスがBluetooth対応ならいいのですが、Logicoolなどが採用しているUSBドングルタイプだともうダメです。
オマケで、360度回転PC系がアピールする「テントモード」ってどういうシチュエーションで使うんだろうか…
普通にラップトップ状態でも自立するしわざわざひっくり返す必要性がよく分からない。
キーボード、マウスはPCを扱ううえで個人の好みが分かれるポイントなので、一概にダメとは言い切れない部分ではあります。
最悪、全部外付けで運用してしまってもいいとは思ってたりもしますが(実際、仕事でも事務所では直接キーボード、タッチパッドは使わない)、いざという時に自分に合っているかどうか、一度触れてみるのが大事だと思います。
(個人的に)すごく良かった部分
初めて狭額縁ベゼルなディスプレイを体感しましたが、サイズ感・没入感が素晴らしくよかったです。とても15.6インチラップトップを使ってるとは思えないくらいのサイズ感。でも使ってみるとデスクトップの作業領域が十分広くて扱いやすかったです。
さらにこのサイズでの4Kディスプレイも初めて体感しました。ALIENWARE 13 R3のOLEDディスプレイも素晴らしいですが、こちらの4Kディスプレイの明るさはめちゃめちゃ良かったです。
ペンも使ってみましたが、Surface系のものとそん色なく扱えました。試しに子供にお絵かきをしてみてもらいましたが、ほっておいたら小一時間ほど没頭していましたw
ALIENWAREといいXPSといい、(一部のゲーミングPCを除いて)もうフルHDなディスプレイでは満足できない体になってしまいました。
まとめ
今回、アンバサダープログラムでXPS15 2in1を体験させてもらうことが出来て本当によかったです。
何度も書きますが、ALIENWARE 13 R3を購入する際に、候補になったPCを集中して体験できる機会なんてそうそうないと思います。
結果として、自分の使い方にはALIENWAREがぴったりだったなと再認識できたわけですが、それはXPS15が下というわけではなく、製品ラインナップ上、方向性が全く違う商品だから。ということ。
例えば、ビジネス用途でハイパワーなラップトップが必要!ということであれば、XPSはALIENWAREを凌駕するはず。
どちらもいいマシンなので、使い方を含め色々な観点で天秤にかけるのが良いと思います。
そろそろレビュー機を返送しないといけないのが名残惜しいですが、実は知り合いで検討している人がいたので、今回のレビュー観点を含めておススメしておきたいと思いますw