DELL XPS15 2in1レビュー 今回は、ALIENWARE 13 R3と比較していきたいと思います。
ALIENWARE 13 R3は所有している超お気に入りのPCで、購入する際の候補としてXPS15もあがっており、比較する良い機会なので色々比べてみたいと思います。
前回「【DELL XPS15 2in1 レビュー】 ベンチマーク編 - PG.Lib」
※デル アンバサダープログラムのモニターに参加しています
スペック比較
XPS15 2in1 | ALIENWARE 13R3 | |
CPU | Core i7-8705G | Core i7-7700HQ |
CPUコア/スレッド | 4/8 | 4/8 |
メモリ | 16GB | 16GB |
ストレージ | 512GB | 256GB+512GB |
GPU | Radeon RX Vega M GL | NVIDIA GTX1060 |
GPUメモリ | 4GB | 6GB |
ディスプレイ | 15.6インチ 4K | 13.3インチ WQHD OLED |
本体重量 | 1.98kg | 2.5kg |
AC重量 | 0.44kg | 0.7kg |
BTO構成次第の部分もありますが、手持ち機材での比較ではこんな感じ。マシンパワー的にはだいぶ近いスペックですが、サイズ、重量の面で大きく違いがあります。
サイズ感を比較
実際に並べて比較してみたいと思います。
横に並べてみました。どっちが13.3インチでどっちが15.6インチがよく分からなくなるサイズ感ですが、ALIENWAREが13.3インチ、XPSが15.6インチです。(ディスプレイサイズ)
冷却部分のおかげでALIENWAREの奥行がだいぶ大きいですね。幅はさすがにXPSの方が僅かに大きいくらい。面積で計算したらトントンくらいでしょうか。
重ねて厚みを比べてみます。ALIENWAREは確かに厚いですが、そこまで大きな差になってないように思えます。天板部分は殆ど同じくらいではないでしょうか?
ディスプレイ部分とキー配列などを比べてみます。
XPSはさすがの薄型ベゼルですね。これで15.6インチだから凄い。ALIENWAREのOLEDも画質で負けてませんが、ベゼルの太さは惨敗です。
Webカムがディスプレイの下にあるのでそこに厚みがありますが、ALIENWAREもロゴがあって結果、ALIENWAREの方が太いですねw
キー配列は似ているようでちょっと違いますね。目立つ部分では矢印キー部分が飛び出ているかどうかの違いがあります。個人的な好みでは、飛び出していたほうが無理なく入力できるので好きです。
また、キーストロークはALIENWAREの方が深みがあり、XPSは浅くて「コチコチ」した入力感でこちらも好みが分かれそう。
タッチパッドはXPSの方が断然広くて使い勝手が良さそうです。が、クリックボタンが分離しておらず、右クリックは二本指でクリックするという、コレも好みが分かれそうな仕様です。
個人的な好みは完全にボタンとして分離していた方が、断然入力しやすいので好きですが、タッチパッド面積、スマートさを取るとXPSのような方向になるのかな?と感じました。
続いてACサイズの比較です。ALIENWAREはレンガサイズですが、XPSは思ったよりコンパクト。
ケーブルも細めで巻き付けて収納出来るため、サイズ感以上にALIENWAREとは違いがあります。
電源ポート自体もUSB Type-C形状なので汎用性が高く、各社のケーブルが使えそう。ただ、確かUSB Type-Cの規格上100Wが上限で、XPS15 2in1の電源はCPU/GPUの性能も高いため130Wです。以前調べた情報では独自の手法を取っているようなので、同等の性能を他社製品で用意するのは難しいかもしれません。
重ねてみました。厚みもだいぶ違いますね。バッグに入れて持ち運ぶのに、厚みがあるとかさばるので、このあたりの違いが持ち運びで大きく差が出てきそうです。
ベンチを比較
前回の記事でも書いたベンチ結果を、ALIENWARE13R3のものと比較してみます。
まずはディスクベンチ。ALIENWARE13R3は2つストレージが搭載できるので、それぞれの値を記載しています。
XPS15 512GB: | ALIENWARE 256GB: | ALIENWARE 512GB | |
Read SeqQ32T1: | 2758.0 | 2607.5 | 3226.2 |
Read 4KiB Q8T8: | 879.1 | 542.1 | 998.8 |
Read 4KiB Q32T1: | 364.4 | 454.3 | 458.2 |
Read 4KiB Q1T1: | 58.55 | 49.52 | 49.04 |
Write SeqQ32T1: | 851.4 | 538.4 | 1938.6 |
Write 4KiB Q8T8: | 730.1 | 512.9 | 1690.2 |
Write 4KiB Q32T1: | 259.6 | 366.5 | 400.6 |
Write 4KiB Q1T1: | 121.6 | 160.3 | 179.7 |
ALIENWAREの512GB側が圧倒的ですが、いずれの値もスペック的には素晴らしい結果。使っていて不満を感じるレベルのものではないと思います。
続いてゲームベンチ。例によってDirtRallyでの結果です。
XPS15 2in1: | ALIENWARE 13 R3 | |
Total Frames: | 7,613 | 10,613 |
Average FPS: | 37.07 | 51.67 |
Minimum FPS: | 31.45 | 26.23 |
Max. FPS: | 45.19 | 64.09 |
ALIENWAREはゲーミングPCなので、当然結果は良いはずですが、XPSもなかなかの結果を残しています。30fps出ていればとりあえず遊ぶことはできそう。
ただ、前の記事でも書きましたが、そもそも起動しないゲームがXPSには存在するため、ゲームを中心に考えるのであれば、ALIENWAREを選択しておいたほうが良いでしょう。
まとめ
スペック、外観、ベンチと比較をしてみました。
個人的な満足度からすると、ALIENWAREがダントツに良いのですが、XPS15も例えば仕事にフォーカスした場合、ALIENWAREを凌駕すると感じました。(実際、ALIENWAREを普段持ち運ぶのは色々大変)
使い方(ビジネス、ゲーム)やカスタマイズ性の違いで選び方は大きく変わると改めて感じました。スペックやベンチ結果が良いからといって、一方が優れてると判断するのは間違ってると思います。買う人の用途に合わせて選ぶのが最良ですね。
XPS15 2in1はハイスペックながらも、非常にバランスに優れているので、そういう意味での守備範囲は相当広いです。(逆にALIENWAREは大分ニッチで狭いですねw)
予算に余裕があってメインのノートPCとしてバリバリ使いたい人にはうってつけなんだろうなー!とこの記事をXPS15で書きながら思いました。